新任講師等研修

学校は4月29日からGW休業に入っています。今日・4月30日と明日5月1日は今後の土曜授業などの振替として、まとまった休みをここで取ります。島外生のための寮も閉じ、新1年生を中心に、新年度の1ヶ月弱の学校生活を終え、一旦帰省します。寮は5月6日に再開し、その後は夏休みまで続くことになります。

さて、そんな休業日の4月30日なのですが、私たち新任講師のための研修が隠岐合同庁舎で開かれましたので、参加することとなりました。

[目的]期限付き講師(=私ら)、非常勤講師等としての服務等について理解し、指導力を高める。

[内容]講義1;服務について 講義2;生徒指導について 講義3;人権・同和教育について 講義4;特別支援教育について

指導主事の方が講師となり、丁寧な研修だったと思います。研修の進行に工夫と配慮がありました。人を大事にする、島根県の教育の姿勢を感じる研修でした。

<振り返り>
公務員として、全体の奉仕者・公共の利益に寄与するということは、「一人も見捨てない」教育に全力で取り組むことである、と再確認できました。服務に関しては、地域との恊働を通して「信頼関係」を築くことが、服務を規定する「法」とは別の視点で重要だと思いました。生徒指導=自己指導能力の育成、は、まさに「社会の一員としての人格形成」であり、それはすなわち「自由の相互承認の感度を上げる」「折り合いをつけて課題解決を図る」ことに通じます。人権教育は、多様な生き方を認め合う人を育てることでもあり、それはキャリア教育、生きる力の育成でもあると思いました。

<研修をよりよいものにしていくための意見・感想>
服務に関する講義の最後に、教員のメンタルヘルスに触れて頂いたことは、現在の教員の置かれている環境を考えると、極めて重要なことだと思います。服務遵守は教育公務員として当然でありますが、過度な服務遵守への強迫観念によって、精神的に追い込まれるケースは少なくないと思います。そのような対策として、職場の横の人間関係を大切にすることを、これからの若手の先生方に伝えることに、人を大事にする姿勢を感じました。
今回の研修の全てに通じる考え方(教育理念)に『学び合い』(上越教育大学の西川 純 教授が提唱)があります。今後の研修の基軸として活用されると良いなと思いました。

ということで、以上をレポートに記し、主催者に提出しました。