草刈りがあることをしっかりと意識していなくてはいけなかった

ゴールデンウィーク前後で草刈りが盛んに行なわれている。これは今に始まったことではないのだから、それを経てもなお、オキタンポポとセイヨウタンポポは生育を続けるのだから、草刈り自体がどうこうということではない。そもそも草刈りは、人が安全・安心に暮らしていく上でも、実は欠かせない作業。そして、かなりの重労働でもある。だから、草刈りをやっていたけることには、ただただ感謝するばかりなのです。

 

 

それだけに、もっと早くに分布調査をしておかなくてはいけなかったのだと、強く思う次第です。

隠岐國学習センターから職員玄関までの間に生育するオキタンポポは、ほぼその位置を確認し、記録したのでよかったが、それでもほぼ半分近くが、しっかりと刈り取られている。当然、地下部は残っているので、また生育することは間違いないので、そこは先に述べたとおり、今までもそうだったのだから心配はしていない。

 

ただ気になることがひとつ。

 

草刈りの時期の前に、セイヨウタンポポは結実し、種子を散布していた。一方のオキタンポポは、まさにこれから種子を作り飛ばそうとする矢先に、刈り取られていった(汗)このタイミングの違いは絶妙だなと感じる。今年は”怪しいおじさん”がセイヨウタンポポの花と種子を出そうとするものを、次々と潰していったけど、そうじゃなかったとすると、そして、これまでの経緯を考えると、どうもセイヨウタンポポが草刈りに対しては有利になっているような気がする。これも今に始まったことではないけど、そのあたりの淘汰圧のかかり具合はどうなっているのだろうか。影響するのかしないのか、やはりじわじわと気になるところではある。

 

と、そのようなことも今後の課題として、しっかりと考える題材にしておきたいと思ったので、ここに記した次第です。

 オキタンポポの多くは、道から少し外れたところで生育している場合が多いので、それらは刈られずに残ってます。ただ、道路端に咲いていたものは、見事にカットされました。

左;奥の方に花が残っています。無事だった株。

中;右下のツツジのそばで咲いています。これも無事。

右;ガードレールのすぐ外側に咲いていたので、これは刈られました。


ここはさすがに道端なので、全部刈られちゃいました。

これは上の中のところですので、無事でした。

これは大きな株だったのですが、ガードレールのすぐ外だったので、刈られちゃいました。